世界で最も多く B747 を導入していた日本は A380 導入も期待されていました。
そんな中でスカイマークが 2010年11月に基本合意、2011年2月に 6機の購入正式契約を締結したことは驚きをもって迎えられました。しかしながら LCC の台頭で競争が激化し円安も影響して経営状況が急激に悪化し 2014年にはスカイマークカラーの機体の試験飛行も行われていた 2機の導入延期・4機の契約解除を打診しましたが交渉は決裂しエアバス社から違約金の請求を受ける事態となりました。その後 2015年1月に同社は民事再生法適用を申請し破綻しました。同社向けに製造された 2機は 2016年にエミレーツ航空に売却されています。
一方 A380 導入検討を一旦終了していた全日本空輸(ANA)が 2016年 1月に 3機の導入を発表、ANA 主導のスカイマーク再建案実現のために最大債権者であるエアバス社、ロールスロイス社と取引したのではないかとも言われましたが、前述の通りスカイマーク向け機材ではなく ANA 向け新規発注機材でした。その後 3機には FLYING HONU の特別塗装が施され成田⇄ホノルル線に投入されることも発表されました。
初号機の日本到着は 2019年3月21日。午前中は雨風の荒れた天候でしたが到着時刻が近づくと太陽の光が差し青空も見えてきてさくらの山を埋め尽くすほどの大ギャラリーが見守る中、トゥールーズから 12時間超の長旅を終えた FLYING HONU - Lani がやってきました。
国内での慣熟飛行を経て 2019年5月24日に路線就航を果たしました。同年 5月18日には 2号機も到着し 6月18日に投入されました。しかし翌年には新型コロナの影響で両機とも運航を停止し定期的に国内の遊覧飛行を行うだけの状態となりました(私も 1度搭乗しました)。また 2019年10月に初飛行した 3号機は 2020年10月に書類上の引渡しは終えたもののトゥールーズで整備保管され 2021年10月16日にようやく来日しました(その後 2023年10月20日にサービスイン。1号機 & 2号機は同年 7月から再投入されています)。
